ふらふらふら

大阪のオトコを好きになってしまった東京のオンナ

日本アイドル史に残る #エアGOGOEXPO 事件簿【なにわ男子が引き起こした奇跡】

 

2019年10月10日、日本列島に迫る、地球史上最大とも言われた台風【ハギビス】の影響で、なにわ男子初の単独コンサート、初の野外コンサートであるGO!GO!EXPOの中止が発表された。

 

10月12日、13日の二日間で、大阪万博公園に約3万人のファンが動員され、結成１周年となったなにわ男子が太陽の下の塔で、初めての単独コンサートを開催する姿を祝福する予定だった。

 

開催１週間前から、迫り来る台風、毎日毎日、天気予報とにらめっこをし、新幹線の予約をずらしたり、前泊のホテルを探したりしながら不安で過ごした中で、開催の二日前に、イベント公式から、中止が発表された。「…なんで、よりにもよって初めての単独で。」

巨大な台風が迫り来る中の中止は、来場者の安全を考えると最善の策だった。それはもちろん、頭では理解していた。ギリギリまで粘りながらも、苦渋の決断をしてくれた、運営側の皆さん には、感謝している。

 

ただ、ファンは、それでもやっぱり複雑だった。

なにわ男子としての単独コンサート、野外ライブはメンバーの夢だった。これまで色々な雑誌や、ブログ、ラジオ等で、「夢がかなったな」と話すメンバーをたくさん見てきた。GO!GO!EXPOのイベントのためにタイアップで作られた新曲「僕空〜足跡のない未来〜」を初めてラジオで流すこともできた。「なにわ男子の曲をラジオで流せるなんて」と嬉しそうに語るメンバーの姿が頭に浮かび、どうしようもないやるせなさで胸がいっぱいになった。ファンも、メンバーも本当に楽しみにしていたから。 

 

 

なにわ男子はいつも誠実にファンと向き合ってくれる。

中止が発表されてすぐ、このISLAND TVがアップされ、悔しそうな表情の本人たちが、「いやでもこれで終わりじゃないしな！」と明るくファンたちを励まそうとしてくれる姿が映し出された。全てが終わった今、この動画の表情を見ると、やっぱり本人たちも複雑そうな表情だったなと、改めて思う。本人たちもリハ中に突然知らされた見たい。

 

悲しみと悔しさに包まれる中、Twitterでファンの間で一つのハッシュタグが誕生した。

#エアGOGOEXPO

イベントが開催されないのならば、自給自足で楽しんじゃおう！勝手にセトリを考えて、勝手にメンバーがどんなことをはなすかを考えて、勝手にレポしちゃうぞ！という半ばやけくそから始まったこのムーブメントは、瞬く間にファンの間に広がった。

10月12日、17時30分。本来であれば、ライブが始まるはずだったこの時間にTwitterに集合。

ファンは、太陽の塔を紙で作ったり、アクキーを並べたりして思い思いの #エアGOGOEXPO の準備を進めた。

そして、その時がきた。

思い思いのツイートがどんどん増えていき、開催れていないイベントがツイッター上でトレンド入り。台風に関するキーワードが溢れる中で、突然　＃エアGOGOEXPO　がトレンドに現れた。事態が急変したのは、そこからだった。

え？？？？？？？？記事になってる？？？ 

え？？？？？？？イベント公式がハッシュタグ使ってる？？？

　オタク混乱。オタク大混乱。信じられへん。オタクの勝手な妄想から始まったムーブメントが、記事となり、イベント公式にまで伝わるなんて。

どんどん増え続けるツイート。一人のファンの思いつきが、ファンの中で「いいね」「やろうよ！」と瞬く間に広がり、それがイベントの公式アカウントにまで届き、記事にもなる。これは、明らかに、ファン主導で起こったムーブメントだ。ファンにこんな力があるなんて、全く想像もしていなかった。

 

そして、このムーブメントは、これで終わりではなかった。

 

10月13日 17:30。この日も続々と、開演時間に向けてファンがタイムライン上に集結し始めていた。そして18:00、事件が起こる。

なんと、メンバーの一人である大西流星くんが、自身のブログで【#エアGOGOEXPO】のタグを使ってくれたのだ！！

 

え？？長年ジャニオタしてるけどこんなことってマジであり得るの？？？？

夢なの？ファンが作ったムーブメントをタレントがブログに書くってやばくね？！？！！？

 

ファンは、少しでもなにわ男子のメンバーを励ましたかっただけなのに。大好きだよ、応援してるよ、いつもありがとうってつたえたかっただけなのに。まさか伝わるとは思っていなかったけど、楽しんでただけなのに。

マジで伝わった。

そして、その１時間後。

 

え？？？？？？

え？？？？？？？？？？？

え？？？？？？？？？？？？？？？？

 

エーーーーーーーーーーーーーーー（号泣）

なにわ男子がISLAND TVで、「エアGOGOEXPO」を開催、ちょうどライブ終演の時間に「来てくれてありがとー！！」の動画をアップするという非常事態が発生。

これって現実？？

もう感無量でした。未だ嘗て、ここまで真っ正面からファンにむきあい、愛を受け入れ、愛を返してくれるアイドルがいたでしょうか。SNS、ISLADN TVというツールがあったからこそ生まれた奇跡。ただ、ツールがあったから、生まれた、そんな単純な理由で生まれたムーブメントではないと思うのです。

 

なにわ男子たちは、これまで、自身のブログで自作のハッシュタグ（#関西魂728, #なにわ男子を広める会, #丈くんは大橋くんを愛しすぎている　など）を発信したり、ファーストコンサートツアーのタイトルに「＃アオハルしよ？」とつけるなど、なにわ男子自身はSNSをしていないものの、SNS上でファンが繋がるツールをたくさん用意してくれてきた。また、メンバーの大橋和也・藤原丈一郎がキャラクターボイスを務める【Virtual Johnney's Project（SHOWROOM）】ではTwitter上でのハッシュタグを使ったコミュニケーションが日常的に、タレント・ファンの双方の発信によって行われている。なにわ男子が結成されて１年間、彼らがコツコツ積み上げてきたものが、文化となり、今回このような形で実を結んだのだと、これまでの道のりは間違っていなかったんだと改めて思わされる瞬間だった。

 

からの、これ。

私の持ってる全語彙力を総動員しても表現しきれないほどの、感動がそこにありました。ファンの想いが伝播し、人を動かし、企業を動かし、大好きな彼らにまで伝わった。台風で中止になってしまったこと、それに伴う経済損失、機会損失は測りかねない。イベントを主催していた実行委員の方々、代理店、各スポンサー、大阪府にとっても大きな損害だっただろう。

 

しかし、こうして、実際にイベントに参加するはずだった、いや参加できないはずだったファンも含めて、ファンが主体で大きなムーブメントを作り上げることができたこと。なにわ男子にとって、とても大きな、一歩だったと思う。 

公式アカウントに追加された「来年こそ」という言葉が、今回関わった方々の、なにわ男子、なにわ男子ファンへの評価を物語っていると思う。＃エアGOGOEXPO　無くしては、こんなこと、起こり得なかっただろうと本気で思う。

 

そして、とどめの一撃がきた。

 

 

なにわ男子の皆さんは、どれだけファンを喜ばせれば気がすむのでしょうか？

 

 

間違いなく、この２日間は、なにわ男子史上、いやジャニーズの歴史に残る２日間だったと思います。悲しい気持ちも、悔しい気持ちも、幸せな気持ちに変えてくれる。ファンのことをちゃんと考えてくれる、行動してくれる。ピンチをチャンスに変えられるアイドルが、なにわ男子なんだ、と。

 

1年前、彼らは「僕らは王道系で頑張ります」と恥ずかしそうに口にしていたけれど、今回、なにわはほんまに王道アイドルやな、と思いました。雰囲気や歌ってる曲がキラキラしているのが王道アイドルではなく、ファンと向き合い、ファン受け入れ、会いたいね、会おうね、と愛を与えながら、「一緒に行こう」と手を取りながら前に進んでくれる。誰一人置いてけぼりにならないように、なにわ男子はみんなで作る、と言わんばかりに。

 

こんな素敵な人たちを応援できて幸せだね、というファン。

こんなに応援してくれるファンがいてくれて幸せだね、というメンバー。

 

なんだこのハピネスしかない世界…なにわの世界はハピネスしかないぞ。。

 

 

来年こそ、太陽の塔の下でキラキラ輝くなにわ男子が見れますように！

いつまでもついていきます。

 

なにわちゃん、いつもありがとう！

 

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なにわ男子のファンは楽しい

PS:この事件は後世に受け継いで行かねばならぬという使命感から急いでブログを書きました。ツイートの引用をさせていただきました皆様、ご協力ありがとうございました！